2014年 秋季研究集会 分科会プログラム

 

11月 8 日(土)

12:20-14:20

 

①「平和学の方法と実践」

テーマ:「福島原発災害と水俣病問題から考える紛争転換・平和構築の方法」

報告:

石原明子(熊本大学)

福島原発災害と水俣病問題に紛争変容・平和構築の視点から関わる──分断、構造的暴力、そして修復的な希望」(仮)

広水乃生(熊本大学、およびコミュニティ・ファシリテーション研究所)

福島原発災害にコミュニティ・ファシリテーションの視点から関わる──対話の会の実践から」(仮)

司会:奥本 京子(大阪女学院大学)

 

②「憲法と平和」

テーマ:「憲法平和主義の現段階──集団的自衛権行使容認論のインパクト」(仮)

報告:

永山茂樹(東海大学)

最近の平和主義論について」(仮)

長谷部貴俊(日本国際ボランティアセンター)

国際協力活動と集団的自衛権」(仮)

司会:小栗実(鹿児島大学)

 

③「東南アジア」分科会

報告:

堀 芳枝(恵泉女学園大学)

「フィリピンBPO産業の成長とジェンダー」

報告:石川 和雅(上智大学大学院生)

「ミャンマーにおける宗教対立」

報告:堀場 明子(上智大学アジア文化研究所)

「タイ深南部紛争の和平プロセス」

討論:調整中

司会:日下部 尚徳(大妻女子大学)

 

⑦「環境・平和」「グローバルヒバクシャ」分科会共催

 

11月6日〜7日

 

フィールドワーク(水俣市内)

「原発に立ち向かう水俣病当事者と支援者」

企画共催:3.11プロジェクト委員会

協力:相思社

6日午後に新水俣駅集合(予定)

移動手段手配の関係上、定員10名(先着順)とさせて頂きます。

6日の相思社での宿泊を含みます。要事前申込。

事前申込: 平井 akira-h[at]tkc.att.ne.jp または竹峰 takeminese[at]hotmail.comまで。

報告:

永野いつ香(熊本学園大学大学院生)

 「水俣市茂道の成立と変化および水俣病発生初期における地域変容」(仮)報告に続いて、フィールドワーク参加者によるラウンドテーブル「水俣を学び福島を考える――そして川内へ」(仮)

司会:鴫原 敦子(仙台高專)

 

8「平和教育」・13「非暴力」共催

テーマ:「『平和を創る心理学 第2版』(2014年3月、ナカニシヤ出版)から見る平和・非暴力・紛争解決」

報告:杉田明宏他、各章著者などと調整中

司会:伊藤 武彦

 

9.「ジェンダーと平和」

テーマ:「大学でジェンダーを教えるということ」

報告:ロニー・アレキサンダー(神戸大学大学院)

報告:近江 美保(長崎大学)

討論:調整中

司会:秋林こずえ(同志社大学)

 

11.「発展と人間安全保障」

報告:

大平 剛(北九州市立大学)

第2次安倍政権下におけるODA大綱の改定――国家安全保障戦略のもとでの人間の安全保障

討論:高橋 良輔(佐賀大学)

司会:原田 太津男(龍谷大学)

 

12.「難民・強制移動」

報告:

佐藤 滋之(早稲田大学大学院/UNHCR )

自然要因による避難民に対するUNHCRの取組み

討論:調整中

司会:小泉 康一(大東文化大学)

 

16.「公共性と平和」

報告:

玉井 良尚(立命館大学)

アメリカの軍事戦略に見る水インフラの破壊と国際人道法

横田 匡紀(東京理科大学)

「現代国際社会における地球環境ガバナンスの変容」(仮)

討論:濱崎 宏則(長崎大学)

司会:調整中

 

18「平和運動」

テーマ:「原発問題の複合的構造を問う──エネルギー、環境、人権、安全保障の絡まりについて」

報告:鳥原 良子(川内原発建設反対連絡協議会)

川内原発は再稼働ではなく廃炉を決断するとき

藤岡 惇(立命館大学)

“ミサイル防衛”をどう考えるか――京都府経ケ岬での米軍レーダー基地の建設をめぐって

討論:福田 忠弘(鹿児島県立短期大学)

司会:清水 竹人(桜美林大学)

 

 

 

諸会議

 

 すでにご案内の通り、第21期は、従来の企画・編集・広報の各委員会に加え、国際交流委員会(前渉外委員会)、平和教育プロジェクト委員会、「3・11」 プロジェクト委員会、戦後70年プロジェクト委員会、将来構想プロジェクト委員会、学会賞選考委員会といった新委員会を立ち上げました。どの委員会も、学 会全体で継続的に取り組むべき課題を担当します。今回の秋季研究集会では、平和教育プロジェクト委員会主催のワークショップが一般公開となります。学会で 蓄積された成果を継続的に地域社会に還元していく試みです。スタートしたばかりで、どの取り組みもまだ手探りの段階ですが、会員のみなさまにもぜひご理解 いただき、引き続きご助言やお力をいただければ幸いです。

第21期会長 佐々木寛

 

 

11月 8 日(土)

11 : 30〜12:20

国際交流委員会

 今回の会合では、最初の議題として、8月にイスタンブールで開催されたIPRAに関する報告を行います。つきましては、本会合にIPRAに参加された会 員の方々にご参加いただき、ご自身の報告、知見、交流についてお伺いできれば大変ありがたいと考えています。また、この時間帯にご都合のつかない方々とは 懇親会の会場でお目にかかれたらと存じます。

 

11:30〜12:20

編集委員会 

 

15:30〜16:30

分科会責任者連絡会議

 

15:30〜18:00

将来構想プロジェクト委員会

「3.11」プロジェクト委員会

平和教育プロジェクト委員会主催ワークショップ

公開でワークショップを行います。

 

11月 9 日(日)

10:00〜12:00

 将来構想プロジェクト委員会

(土曜日に議事が終わる場合には開催しない)

 

13:30〜15:30

 

 

企画委員会

 

公開ワークショップ

「平和な関係性をつくろう!〜新しい平和教育のあり方を一緒に模索する〜」

 

平和教育プロジェクト委員会主催ワークショップ

11月8日(土)

 

15:30〜17:30

17:30からは、平和教育プロジェクト委員会メンバーとのコミュニケーションを図ります。)

 

対象:

どなたでも。

日本平和学会会員以外にも、鹿児島の市民のみなさま、

特に現場の教師・生徒・学生のみなさまを大歓迎いたします。

 

内容:

学校・教室において、また社会運動の現場においては、わたしたちはいつも平和的な関係性を模索するものの、ともすれば支配的になってしまったり、独善的になってしまったり、あるいは情報の伝達のみに終始してしまったりします。

わたしたちの毎日の営みにおいて、豊かで相互に助け合う関係性が、どのようにしたら可能になるのか、「現場」を意識しながら一緒に考えていきます。

特に用いる手法は、紛争解決や非暴力的なコミュニケーションの分野でよく活用されているメソッドです。

きっと、さまざまな場面に役立つノウハウや、態度養成につながると思います。

 

形式:

「ワークショップ」とは、参加者どうしが、ファシリテーターと一緒になって対話しながら進める学びの一つの形です。

今回の「平和教育ワークショップ」では、参加者一人ひとりの体験や考えを共有しながら、上記の内容について、一緒に楽しく模索していきます。

 

開催場所:

鹿児島大学の一教室にて(当日、学会受付にてご確認ください)